松岡昌宏、40歳まで車に置いていた漫画を明かす:『ツルモク独身寮』
俳優はこのラブストーリーが『東京ラブストーリー』以上に心に残っていると語り、自身にとって最大の恋愛バイブルだと位置づけた。
松岡昌宏(元TOKIO)が、自身の恋愛観に最も影響を与えた漫画を明かした。NACK5のラジオ番組 『松岡昌宏の彩り埼玉先端』 に出演した49歳の俳優は、 『ツルモク独身寮』について語った。40歳を過ぎるまで車に置いていた作品だ。
話の発端は、友人たちと好きな漫画について語り合ったこと。他の面々が 『北斗の拳』、 『花の慶次』 、 『ドラゴンボール』といった定番を挙げるなか、松岡の頭に浮かんだのが 窪之内英策のこの作品だった。しかも単なる思い出としてではない。松岡はこれを、自分が最も心を動かされたラブストーリーだと主張した。
物語は、ツルモク家具製作所に新入社員として入った青年・正太と、独身寮での日々を描く。同僚、飲み会、恋の駆け引きのなかで、世代の空気を色濃く映したラブコメディが築かれていく。
「東京ラブストーリーを超える」
松岡は日本のフィクションを代表する2作品との比較もためらわなかった。 『七十人の秋物語』 、そして何より 『東京ラブストーリー』だ。本人の説明によれば、この2作のどちらも 『ツルモク独身寮』ほど深い爪痕を残していないという。「自分の人生には恋愛の話がそんなにないからね」と前置きしてから、その断言を口にした。
彼にとって、絵は「異常なほど美しく」、恋愛とギャグの配合が完璧に機能している。しかしそれだけではない。携帯もインスタントメッセージもない時代の、恋愛のもどかしさだ。「今ならLINEかメールを送れば相手の気持ちを確かめられるけど、当時はできなかった。その不自由さが人間関係の一番いい部分も一番悪い部分も引き出すんだ」と語った。
思春期から手放せない一冊
俳優がこの作品に出会ったのは中学時代で、人生の学びになったと認める。「自分は何も知らなかったし、あれが自分にとって最大のラブストーリーで、一番憧れていたものだった」と振り返った。理想の世界に思えたため、40歳近くまで単行本を車に置き続けたほどだ。
とはいえ、今の若い読者が同じようにこの作品に入り込めるとは考えていない。その理由として、音楽や映画にも当てはまる考えを挙げた。思春期に受けた第一印象は、大人になってから超えにくいというものだ。初めて 『天空の城ラピュタ』 や 『ルパン三世 カリオストロの城』を観たときに感じた震えを例に挙げ、いまもその感覚を追い続けていると語った。
作品はデジタル版でも読めるが、松岡の気持ちははっきりしている。「紙で読みたい」。彼にとって今も神聖な領域であり続ける漫画への、まごうことなき愛の宣言だ。
あなたは 『ツルモク独身寮』を知っていましたか? 思春期から宝物のように取ってある漫画はありますか? コメントで教えてください。
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