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Polygon Pictures、『TANK CHAIR』のリギング無料セミナーを開催

スタジオは11月20日に東京で、eST3フレームワークの無料配布を記念し、アニメ制作での使い方を紹介する。

Javier Fernández 2026年11月6日

Polygon PicturesとBorn Digitalは11月20日、東京で対面セミナーを開催する。テーマは eST3。Maya向けのリギング・アニメーションフレームワークで、今回から無料配布される。セッションは17:00から18:30までで、実例として同スタジオのアニメ 『TANK CHAIR』 (Tank Chair – Sensha Isu)の制作を取り上げる。

このイベントはeST3の無料公開を記念して開かれ、リギングやアニメーションのプロ、Mayaを使っていてスタジオのワークフローを知りたい人を対象とする。参加は無料だが事前登録が必要で、定員は申し込み順の100人。締め切りは11月19日17:00。

リギングからアニメーションまで、実際の事例で

セミナーは2部構成。第1部は『TANK CHAIR』におけるリギングに焦点を当て、 キャラクターや車両の骨格をどう構築するか、システムを効率的にするための判断、eST3の固有機能の使い方を解説する。第2部はアニメーションに入り、それらのリグを動かす際にチームが気を配る細部や、日常の制作で使う技術を紹介する。

Polygon Picturesはツールを抽象的に紹介するだけではなく、実際のアニメ制作を題材にしており、実験的なデモではなく実際のフローに組み込まれたフレームワークを見ることができる。Born Digitalは共同主催者として参加する。

「eST3の基本コンセプトや主要機能に加え、制作現場での活用事例を紹介」

公式発表のこの一文がセミナーの狙いを要約している。まずフレームワークのコンセプトと主要機能を説明し、その後 『TANK CHAIR』での直接的な応用に入る。Mayaの入門講座ではなく、すでにこの分野で働いていて、進行中の制作を抱えるスタジオがリギングやアニメーションの日常的な問題をどう解決しているかを見たい人向けのセッションだ。

配信なしの対面イベント

会場はPolygon Picturesが東京・南麻布のオフィスに持つスペース「TSUDOI」。主催者側は内容の後日配信はないとしており、見たい人は現地に行く必要がある。登録にはCreators IDのアカウントが必要で、日本の業界イベントで使われる識別システムだが、申し込み時に作成できる。

セミナーはMayaを開発するAutodeskの協賛を受けており、業界向けの性格が強まっている。開催日は金曜の夕方で、直前での決断にはあまり余裕がない。定員は100人で、申し込みは前日に締め切られる。

eST3の無料配布は、Mayaを使う小規模スタジオや個人アーティストにとって大きな変化だ。この分野では自社製のリギングツールが各社の内部に閉じ込められることが多い。Polygon Picturesが自社のツールを公開し、さらに実際の制作事例で説明するというのは、この開放によってスタジオが何を目指しているのかを示している。

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