新千歳アニメーション映画祭、11月20日開幕。コンペ応募作は2000本超
第13回は11月20日から24日まで空港内で開催。映画館、ホテル、温泉が同じ建物にそろう。
El 新千歳国際アニメーション映画祭 は2026年11月20日に始まり、24日まで開かれる。2014年から続く第13回で、日本を代表するアニメーション映画祭の一つに成長した。世界でも珍しい特徴があり、すべてが空港の中で行われる。
上映もホテルも温泉も、北海道の新千歳空港ターミナル内にある。映画祭は3スクリーンある空港内の映画館と、国際線ターミナルのポルトムホールを使う。5日間、建物の外に出る必要はない。
映画祭ディレクターの小野朋子は、10月15日に札幌で開かれたトークで詳細を説明した。作品の選び方や、多くのクリエイターに愛されるようになった理由を語った。
新千歳国際アニメーション映画祭は北海道の空港内で開催される。応募作2000本超、実験的な作品を選ぶ
映画祭には2000本を超えるコンペ応募作が集まる。事前審査チームが約500本に絞り、その後4人の審査員が最終選考作品を決める。小野によると、審査員の意見が一致するのはすでに他の国際映画祭に入選した作品であることが多い。この映画祭らしさは、判断が難しい作品に表れる。
ディレクターはそれを一言で表した。独創性だ。新しい技術を使うだけでなく、それを作品の原動力に変えることが重要だという。伝統的な技法で作られた作品が、今の観客とつながろうと努力している点も評価される。
その冒険的な姿勢は、ひろしまアニメーションシーズンと比べるとよく分かる。最終選考作品の約70%は、二つの映画祭で重なっていない。
出会いの場として設計された映画祭
小野にとって映画祭は、映画を観るだけの場所ではない。交流のプラットフォームだ。そのため最終選考に残ったクリエイターには旅費の一部とホテル代全額を負担しており、本人が会場に来ることが多い。
コンペティション部門では上映のたびに、アニメーション専門の審査員が質問する短い監督インタビューがある。その時間はクリエイターにも観客にも最も評価されていると小野は言う。
映画祭の上映は新千歳空港の3スクリーンの映画館で行われる。初期の頃から雰囲気は大きく変わった。当初はほとんど空席だったコンペ短編の上映会は、今では満席になり拍手で終わる。小野は初めて日本を訪れるクリエイターを温かく迎えてほしいと呼びかけた。
初めて行くなら何を観る
まず勧めたいのは インターナショナル・コンペティションで、世界各国の短編を集めた1〜5のプログラムがある。小野はどれを選んでも間違いなく、都合の良い時間の回を選べばいいと話す。
ほかにも 日本コンペティション と ミュージックアニメーション・コンペティションが注目だ。後者は音楽を表現手段として生かした作品に焦点を当てている。
長編5作品のうち、主催者が勧めるのは 『CHERRY AND VIRGIN』で、上映後に制作トークがある。正式公開は2027年なので、映画祭は一足先に観られる機会になる。
NEW CHITOSE Animation Parkでは家族向けの無料上映とワークショップを実施。家族で行くならポルトムホールの NEW CHITOSE Animation Park がおすすめで、無料上映とアニメーションのワークショップがある。入場は無料。
チケットと日程
チケットは指定席が1500円から。プログラム単位のパスは3000円から、1日券は2000円から。
映画祭は11月20日から24日まで、新千歳空港国内線ターミナル4階の映画館と、国際線ターミナル2階のポルトムホールで開催される。
小野は面白いデータにも触れた。生成AIを使った作品が増えており、それぞれの作家が自分の世界にどう取り入れているかを見るのが興味深いという。彼女にとって映画祭は、アニメーションにはまだ多くの表現方法が残されていることを示している。
空港の中でアニメーション映画祭を体験してみたいと思ったら、コメントで教えてほしい。
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