
透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。
完結透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。
四月の東京の夜、大学生の空野カケルは、冬月こはると出会う。美しく明るい彼女の温かさは、内向的な自分とは対照的だった。しかしカケルは、こはるが目が見えないことを最初は知らない。
彼とは違い、こはるは視力を失っていても何ひとつ諦めていなかった。大学に通い、サークルに興味を持ち、友達を作り、そしていつか花火を打ち上げるという特別な夢を抱いている。その願いはカケルを戸惑わせる。見えないはずの人が、なぜそこまで花火を見たがるのか。
彼女との関わりを通して、カケルは自分にも前に進むことができるのかを問い始める。
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