
うずまき
完結うずまき
五島桐絵は、霧に包まれた日本の小さな海辺の町、黒渦町に暮らす少女。ある日、恋人の斎藤秀一を探しに行くと、路地裏で彼の父親がカタツムリの殻をじっと見つめているのを見つける。秀一は、父の様子がおかしいこと、そしてこの町が「渦巻き」という形に呪われていることを桐絵に打ち明ける。
その執着はやがて命を奪うものとなり、次々と不可解な出来事を引き起こしていく。渦巻きは巻貝や水の渦、空気のつむじ、そして住人たちの体に浮かぶ模様となって現れる。
狂気が広がるにつれ、黒渦町の住人たちは、まるで戻ることのできない渦に落ちていくように、さらに深く巻き込まれていく。