
最遊記
完結最遊記
桃源郷は、妖怪たちを凶暴化させる謎の疫病に蝕まれていた。仏僧・玄奘三蔵は、この災いの根源を突き止め、食い止めるため西へ向かうという重大な使命を帯びる。その旅路の供をすることになったのは、正気を保つ混血の妖怪、孫悟空、猪八戒、沙悟浄という三人の異色の仲間たちだった。
道中、一行を待ち受けるのは、狂気に堕ちた妖怪の群れや、行く手に潜む数々の脅威だけではない。懐疑的な性格の三蔵は、果たしてこの超常の存在たちを心から信じてよいものかと、常に自問し続ける。救済と破滅の境界線がかつてなく曖昧になりつつある世界で、四人の危険な旅が始まる。