
動物記
完結動物記
19世紀、アメリカのフロンティア拡大が進む中、狩猟家であり芸術家でもあるシートンは、乱獲によって種が脅かされるなか動物の生態を調査していた。その仕事のなかで、あらゆる捕獲方法を退けてきたオオカミの群れの駆除を依頼されることになる。
これらの動物、とりわけ群れを率いる狡猾なリーダーの追跡は、やがて彼の信念を試す意志の闘いへと変わっていく。野生の自然とそこに生きる者たちとの出会いを通して、シートンは動物の生命の複雑さと、文明がもたらす真の代償を知ることになる。
本書は、名高い「狼の王」を含む自然文学の古典三編を一つの物語にまとめた作品であり、冒険、ドラマ、そして人間と自然界との関係についての考察が織り交ぜられている。