
コゼットの肖像
完結コゼットの肖像
骨董品店で働く美術学生・倉橋英理は、ヴィクトリア朝時代の少女コゼットを描いた肖像画に不気味な執着を抱くようになる。その絵には忌まわしい来歴があった。これまでの所有者は皆、奇怪かつ残忍な方法で殺されてきたのだ。英理は謎めいた少女の姿から目を離すことができず、深く惹かれていく。
悲劇の根源は過去にあった。コゼットは恋人であり、この肖像画を描いた画家本人によって無惨に殺され、その魂は作品に縛り付けられているらしい。絵の新しい所有者が自ら命を絶とうとしたとき、英理は介入を決意し、謎の中へと足を踏み入れていく。その時、コゼットが絵の中から彼に語りかけ始め、愛と執着、そして呪いの境界が曖昧になっていく現実へと彼を引きずり込んでいく。
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2004
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