
愛蔵版 蛍火の杜へ
完結愛蔵版 蛍火の杜へ
六歳の少女・竹川蛍は、妖怪や精霊が棲むという森で迷子になってしまう。そこで出会ったのは、人間でも妖怪でもない、不思議な青年・ギンだった。彼は人間に触れると消えてしまうという呪いをかけられており、決して触れてはならない存在だった。それでも蛍はギンに惹かれ、毎年夏になると彼に会うために森を訪れるようになる。
やがて蛍は成長し、少女から十代の若者へと変わっていくにつれ、ギンとの関係はより深く、複雑なものになっていく。二人を隔てる見えない壁は、決して叶うことのない運命を常に意識させる。
ひとときの出会いと、はかなく美しい夏の情景の中で、二人は物理的な接触によって決して成就することのない恋という、切ないジレンマと向き合い続ける。
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2002
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