
はだしの天使
完結はだしの天使
現代のイギリス。靴職人のターナーは、ある寒い冬の朝、公園のベンチで震えていた裸足の青年ベニーと出会う。ベニーは自分が天から追放された天使だと語る。彼を案じたターナーは、冬を野宿で過ごさせまいと自宅へ招き入れる。
ベニーには人間の名前も行く場所もなく、人々の身の回りにあるものすべてを好奇心いっぱいに観察していた。世界中を旅してみたいと話すベニーに、ターナーはある取引を持ちかける。靴を作ってあげる間、家にいてもいいと。仕事には数か月かかるため、ベニーはその間ターナーの家で暮らすことになり、その代わりに名前をつけてほしいと頼む。それが「ベンジャミン」だった。
ともに過ごすうちに二人の距離は少しずつ縮まり、互いへの想いが芽生えていく。しかし、その取引には期限があった。靴が完成する日——それが別れの時となる。
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