
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?
完結終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?
ヴィレム・クメシュは、数百年前に「獣」と呼ばれる存在によって滅ぼされた人類の、最後の生き残りとして長い眠りから目覚める。今や獣人たちが暮らす浮遊島に文明が築かれ、何の特徴も持たない彼は「無徴種」として扱われていた。
行くあてもなく軍の職に就いたヴィレムは、自分が管理することになった「兵器」が、実は幼い妖精たちの一団であることを知る。獣と戦うためだけに育てられた少女たちは、戦争以外の人生をほとんど知らず、勝利のためなら自らを犠牲にすることも厭わない。
ヴィレムは彼女たちに情を抱き、父親のような存在になっていくが、戦況は激しさを増していく。絶望的な戦いへと向かう少女たちを見送るしかない無力感と、彼女たちの悲劇的な運命に繋がる自らの過去の重みに、彼は向き合わなければならない。