Tekken、『あしたのジョー』作者ちばてつやを追悼
お笑い芸人が、若い頃にちばてつやから受けた賞と、挫折を経て漫画の道に戻った経緯を振り返る。
お笑い芸人の Tekken が ちばてつや を追悼するメッセージを10月27日にInstagramへ投稿した。『 あしたのジョー 』の作者は87歳で死去し、54歳のTekkenは「恩人のような存在」と振り返った。
投稿は「ちばてつや先生」という直接的な呼びかけで始まり、まるで本人に語りかけるような形になっている。Tekkenによると、高校時代に ちばてつや賞 へ作品を応募したところ、 ヤングマガジン の誌上で作者本人から賞をもらったという。「漫画家を夢見ていた自分にとって、漫画の道へ進む大きな後押しになった」と綴っている。
その賞がそのまま漫画家への道につながったわけではない。Tekkenはその後、何度も挫折し、大きく遠回りしたと認めている。絵を描くことへの復帰は別の入り口からだった。 パラパラ漫画、つまり紙を素早くめくって動かすアニメーションで、お笑い芸人としての彼の代名詞となった。
一つの賞が円を閉じた
2013年、ちばが理事長を務める日本漫画家協会から 特別賞を受賞した。Tekkenはこれを迎え入れのように感じた。「一度離れた道に戻ってきた自分を、賞で受け止めてもらえた気がした」と語る。
授賞式で、ちばはTekkenに近づき「覚えていたよ」と声をかけた。冗談だったのかは分からないが、Tekkenはうれしかったという。このエピソードにメッセージの調子が表れている。大げさではない感謝と、漫画との関係が長く、不器用で、行きつ戻りつの連続だったという自覚だ。
投稿の結びは別れの言葉と約束である。「これからも自分なりに頑張っていきます」。その前に、漫画の世界に入るきっかけをくれたこと、戻ってきたときに手を差し伸べてくれたことへの感謝を述べ、「安らかにお眠りください」と締めくくっている。
Tekkenは文章とともに、生前に撮影した二人の写真、自身が描いた二人のイラスト、そして 矢吹丈の絵を投稿した。矢吹丈は『 あしたのジョー』の主人公である。
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1 コメント
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tomi88 レベル 9
一等賞を取っても直接漫画家になれるわけではなく、それでも別の形で絵に戻る道を見つけたというのが、その記事で一番心に残った点だ。2013年の受賞は、そうした経緯があるからこそ、また違った重みを持つ。期待された道筋で辿り着いた者だけを称えるのではない、ということだ。
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