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東京国際映画祭2026、オリジナルアニメと女性監督に注力

アニメーション部門では『Ghost – End of Night』『Grotesqqque』『Cherry and Virgin』といった日本作品のプレミア上映に加え、3人の女性監督によるシンポジウムも開催される。

Mariana García 2026年10月23日

東京国際映画祭は、10月26日から11月4日まで開催される第39回に向けて準備を進めている。アニメーション部門では、アニメが提供できるものの可能性を広げようとする選考が組まれた。部門のプログラミング・アドバイザーを務める藤津亮太は、日本のオリジナル作品のプレミア上映、国際的な受賞作、業界について語り合う場を組み合わせる方針だ。

日本のアニメーションは2024年に約4兆円、およそ256億ドルを売り上げたが、国内の観客は主に国産作品を消費している。藤津はそれを変えたいと考えている。日本の観客が他国のアニメ映画を観に行かないなら、映画祭がそれを届けるというわけだ。選考作品には、ドリームワークスの 『Iron Boy』 と 『Forgotten Island』 の日本プレミア上映に加え、 エリカ・マラドーナの『Son of a Bitch』 が含まれる。限られた色彩で描かれた成長物語だ。

また、アレクサンドル・ポンセがアニメーターたちの創作プロセスと、その仕事が彼らにとって何を意味するのかを追ったドキュメンタリー 『Walking with Animators』も上映される。人工知能が議論の中心にある今、特に響くテーマだ。藤津はシンプルな比較でまとめる。外国のアニメーションを観るのは、他国の料理を味わうようなもので、未知だからこそ面白く感じられる体験になりうると。

映画祭はすでに、日本で作品を後押しできることを示している。 『Robot Dreams』 は2023年に東京で上映され、2024年のオスカー候補入りを経て、息の長い興行成功を収めた。今年は 『Iron Boy』 や 『Amadeo and the Hypothetical New World』 といった作品が同じ流れを再現したいところだ。

選考作品に含まれる海外作品の一つ『Amadeo and the Hypothetical New World』。選考作品に含まれる海外作品の一つ『Amadeo and the Hypothetical New World』。

フランチャイズに頼らない日本発のプレミア上映3作品

焦点の一つは日本のオリジナル映画にある。業界は成長しているとはいえ、既存のIPから生まれていない長編作品は、確立されたフランチャイズを前に苦戦を強いられる。だからこそ、公開間近の3作品が映画祭に登場することは注目に値する。 『Ghost – End of Night』、 『Grotesqqque』 、 『Cherry and Virgin』だ。

藤津によると、日本のアニメーションはぎりぎりまで制作が続くことが多く、東京でプレミア上映として披露するのは難しかったという。 『Grotesqqque』 と 『Ghost』 が含まれたことは変化の表れだ。オリジナル作品がより早い段階で仕上げられ、映画祭に送られるようになっている。これらの作品にとって、上映は公開前に観客を築く機会となる。

錦織敦史監督の『Grotesqqque』は東京国際映画祭でプレミア上映される。錦織敦史監督の『Grotesqqque』は東京国際映画祭でプレミア上映される。

『Grotesqqque』 は錦織敦史が手がけ、 『Ghost – End of Night』 には夏目真悟の仕事が反映されている。2人はアレクサンドル・ポンセとともに、シンポジウム 「The Thrill of Being an Animator」 に登壇する。

女性監督に光を当てる

映画祭はアニメーションを監督する女性にも目を向ける。アニメ長編映画で女性が監督を務める割合は、日本でも国際的にも5%未満だ。その仕事に光を当てるため、シンポジウム 「Women Directors: Diverse Visions」 が、プログラムに近作を出品している日本人女性監督3人を集める。

登壇するのは、2019年にフランチャイズ初の女性監督として 『名探偵コナン 紺青の拳』を手がけた永岡智佳、2023年の 『金の国 水の国』 を監督した渡邉こと乃、そして昨年のミュージカル版 『ベルサイユのばら』 を担当した吉村愛だ。

藤津はこうした集まりを以前から開きたいと考えていた。業界で働く女性の数はこの20年で大きく増えたが、監督へのステップは遅れがちだと認める。監督はアニメーターのキャリアにおいて最後の段階になることが多いからだ。この3人の監督を紹介することは、アニメのあらゆる役割で、カメラの後ろでも女性が働いていることを示すための彼なりの方法だ。

第39回東京国際映画祭は2026年10月26日から11月4日まで開催される。

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