
是―ZE―
完結是―ZE―
祖母を亡くし、唯一の肉親を失った七川雷蔵は、三刀家の謎めいた屋敷に住み込みの使用人としてやって来る。やがて彼は、この家の主人たちが秘密を抱えていることを知る。三刀家の人間は、言葉によって発動する超常の力を持っているが、それを使うたびに自らの身体が傷ついてしまうのだ。
その身を守るため、一族の者はそれぞれ人型の紙人形と番いになる。紙人形は体液を介した接触によって、主の傷を肩代わりすることができるという。新しい生活に慣れていく中で、雷蔵は当主である近衛に強く惹かれていく。美しいが無愛想で、決して笑わない青年だった。しかし、屋敷を訪れる客のために近衛が請け負う奇妙な仕事の存在を知り、二人の関係は危ういものへと変わっていく。
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