
とつくにの少女
完結とつくにの少女
シヴァは、「外つ国」の荒れ果てた村で暮らす少女。外つ国とは、近づくだけで人間を呪ってしまう怪物たちが住まう地。彼女の唯一の連れは、自らを「先生」と呼ばせる悪魔のような姿の守り手だった。互いに触れ合うことを禁じられた世界で、それでも彼はシヴァを慈しみ、守り続けている。
世界は、人間の住む「内つ国」と、獣や呪われた者たちの棲む「外つ国」に分かたれている。行き来は命がけであり、両者の接触は固く禁じられていた。それでもシヴァと先生は、静かな日常を共にし、この時代の掟に逆らうような絆で結ばれている。
祖母を探すために外の世界へ出ることを決意したシヴァ。そのときから、彼女が先生と築いてきた脆い平和は揺らぎ始める。彼女の出自にまつわる秘密、そして呪いの本質が明らかになるにつれ、危険は外つ国だけでなく、同族である人間の中にも潜んでいることを知るのだった。
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