
宝石の国
完結宝石の国
宝石と呼ばれる結晶生命体が暮らす世界。彼らは、自らを装飾品にしようと襲来する月人と戦い、生存を懸けて日々を送っていた。その中で最も脆く壊れやすい宝石・フォスフォフィライトは、戦いに加わることを強く望んでいた。
しかし、フォスに与えられたのは戦闘ではなく、博物誌の編纂という任務だった。退屈で無意味に思えるその仕事を通じて、フォスは自らの体がもたらす危険ゆえに孤独な生活を強いられている宝石・シンシャと出会う。
その出会いをきっかけに、フォスは一見平凡に思えた自分の使命が、自分自身にとってもシンシャにとっても、はるかに深い意味を持つかもしれないと気づき始める。