
小説 四月は君の嘘 6人のエチュード
完結小説 四月は君の嘘 6人のエチュード
有馬公生は、幼い頃からあらゆるコンクールで優勝してきたピアノの天才だった。しかし十一歳のとき、ステージの上で突然指が言うことをきかなくなり、彼の音楽は沈黙してしまう。その出来事のトラウマから、公生はピアノから完全に遠ざかり、灰色で単調な日々を送るようになる。
本作は、その出来事がもたらした影響を、公生に近しい六人の視点から描き出す。友人やライバルたちは、思春期を迎えた公生が音楽と人生を取り戻そうと懸命にもがく姿を見つめている。彼らの眼差しを通して、公生が心の壁を乗り越え、かつて失ったものを取り戻すまでの、ゆっくりとした痛みを伴う道のりが明らかになっていく。
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2011
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