
ギヴン
完結ギヴン
上ノ山立夏は、学校にもバスケ部にも、そして何より大好きなギターにさえも、すべてに退屈していた。ある日、昼寝のお気に入りの場所が、弦の切れたギターを抱えた見知らぬ少年に占領されているのを見つける。その少年は、クラスメートでありながらほとんど何も知らない、無口で距離を置いた佐藤真冬だった。
立夏がほとんど気まぐれに歌ってみるよう頼むと、真冬の歌声に心を大きく揺さぶられる。その才能に衝撃を受けた立夏は、ベースの中山春樹とドラムの梶秋彦と共に今はまだインストゥルメンタルだけを演奏しているバンドに、真冬を誘うことにする。
それをきっかけに、真冬は少しずつ心を開き始め、長い間抑え込んできた感情を表現する手段を音楽に見出していく。バンドが自分たちのサウンドを模索する中で、それぞれの感情や絆、沈黙が、バンドにも、彼らの間に生まれ始めた関係にも試練を与えていく。
もし気に入ったら、こちらもどうぞ
この作品とジャンルを共有する作品。