
彩雲国物語
完結彩雲国物語
紅秀麗は、没落した名門の家に生まれた少女である。父は宮中の書庫に勤める図書管理者という、格式はあっても俸禄の少ない役職に就いており、秀麗は家計を支えるために寺子屋で教鞭をとり、臨時の仕事もこなしていた。彼女の大きな夢は、国試を受けて官吏になること。だが、架空の帝国・彩雲国において、それは女性には閉ざされた道だった。
そんなある日、朝廷の大官から思いがけない話が持ち込まれる。若き皇帝の妃として半年間后宫に入り、莫大な報酬を得るというのだ。その使命は、主上を責任ある統治者へと導くこと。秀麗はこの申し出を受け、宮廷へと足を踏み入れる。
そこでは、政略の渦が渦巻き、新たな人間関係が待ち受けていた。秀麗は宮廷という舞台で、国を良くしたいという志と自らの未来のために奮闘していく。
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