
乙嫁語り
連載中乙嫁語り
アミル・ハルガルは二十歳の娘。山の向こうの遠い村から、八歳年下のカルルクのもとへ嫁いできた。決められていた縁談であり、年の差に当初は戸惑いもあったが、アミルはやがて幼い夫と、自分を迎え入れてくれた家族に心を寄せていく。
十九世紀の中央アジア、シルクロードの習俗が息づくこの農村の町で、日々は穏やかに流れていく。アミルとカルルクが少しずつ互いを知る一方で、遊牧民の一族である彼女の実家と、嫁ぎ先の土地の慣習との違いは次第に色濃く浮かび上がってくる。
その平穏は、アミルの家族が彼女を村へ連れ戻そうと乗り込んできたことで破られる。それから彼女は、自分の居場所がどこにあるのかを決め、カルルクと共に築き始めた暮らしを守るために立ち向かわなければならなくなる。
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