
おもいでエマノン
完結おもいでエマノン
1967年の冬、二十歳の日本人青年が夜行フェリーで帰省する途中、謎めいた美しい少女と出会う。彼女は「エマノン」という不思議な名前を名乗り、二人はすぐに惹かれ合い、会話を始める。
その夜、青年がSF小説を読んでいるのを見たエマノンは、自分の物語を語ると申し出る。彼女の記憶は30億年以上前、地球上に生命が初めて誕生したまさにその瞬間にまで遡るのだという。青年は、自分の知るすべてを揺るがすその話に魅了されながら耳を傾ける。
この出会いを境に、主人公の世界の見方は永遠に変わる。エマノンは生命の起源から母系を通じて受け継がれてきた遺伝的記憶を宿す、地球の生ける証人であり、その存在は深くも不穏な問いを投げかける。
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2012
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