
ナマケモノが見てた
完結ナマケモノが見てた
都会の静かな住宅街で、ナマケモノの「ナマケモノ」はお気に入りの木の上から、日々繰り広げられる人間たちの暮らしを眺めている。好奇心旺盛でのんびりとしたまなざしで、ギターを練習する青年や庭の手入れに励む老婦人など、近所に住む人々の日常を追いかけている。昼寝と観察の合間に時間が流れる中、やがて音楽が住人たちの間に思いがけないつながりを紡ぎ始める。
ナマケモノは、日常の小さなドラマや生まれたばかりの友情、即興のメロディーに乗せて花開く夢を、静かに見つめる存在になっていく。失くした楽譜や突発的なミニコンサートをきっかけに、受け身だったはずのその視線が、周囲の人々の運命に影響を与えていることに気づく。そうして巻き起こる可笑しくも心温まる出来事の数々が、街の単調な毎日を少しずつ変えていく。
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1988
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