
メデュウサ
完結メデュウサ
神話上の生き物たちが姿を消した世界。最後の一体として生き残ったのは、髪の代わりに蛇を生やし、目を合わせた者を石に変える力を持つ女、メデュウサだった。孤独な日々を送る彼女の運命は、一人の青年と出会ったことで大きく揺れ動く。忘れていたはずの感情が、彼女の中で静かに目を覚ます。
しかし、彼女を脅かすのは自らの呪いだけではなかった。自らの力を恐れながらも他者と繋がりたいと願うメデュウサは、彼女を拒絶し、あるいは渇望する世界の中で、自らの存在の意味と向き合わざるを得なくなる。
心理的な恐怖と、人間の本質の限界を描き出す珠玉の短編集。
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