
からくりサーカス
完結からくりサーカス
加藤鳴海は、ゾナハ病という奇妙な病を患っている。激しい発作を引き起こすこの病の唯一の治療法は、他人を笑わせることだった。そのため、彼は中国拳法の修行を断念して日本へ戻り、ピエロとして働くことになる。ただし、特に面白いわけではなかった。
ある日、鳴海は父の死後に莫大な財産を相続したばかりの少年、才賀勝と出会う。勝が殺し屋に追われていることを知った鳴海は、彼を守るために介入する。やがて敵が従来の武器ではなく、超人的な力を持つ巨大で不気味な絡繰人形を使うことに気づく。
万事休すと思われたその時、白銀という謎の少女が現れる。彼女は自らの絡繰人形を操り、フランスから勝の亡き祖父に遣わされて彼を守るために来たと告げる。その瞬間から、三人の運命は絡み合い、また離ればなれになり、物語は二つに分かれる。絡繰の物語とサーカスの物語、涙と笑いの物語に。彼らは共に、ゾナハ病を広める生きた人形たちの奇怪なサーカス、そして古い恨みによってこの見世物を動かし始めた絡繰使いたちに立ち向かっていく。
関連作品
2018