
アナザー
完結アナザー
1998年の春、榊原恒一は夜見山北中学校の三年三組に転入する。入院を終えて登校した彼を待っていたのは、異様な空気に包まれた教室だった。クラスメイトも教師も何かに怯えており、誰もが、眼帯をした青白い顔の少女・見崎鳴の存在を完全に無視していた。
恒一は鳴に惹かれ、彼女に近づこうとするが、尋ねれば尋ねるほど周囲の反応は曖昧で、核心を避けられる。やがて彼は、三年三組が二十数年前からある「呪い」を抱えていることを知る。それは、かつてクラスで愛されていた生徒の死にまつわるものだった。
やがて生徒やその家族を襲う凄惨な死が連続して起こり始め、恒一は鳴の存在とクラスの秘密が深く結びついていることに気づく。悲劇の連鎖を止めるためには、呪いが自分に及ぶ前に真実を暴かなければならない。
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