ビブリーアニメーションスタジオCEO、アニメ業界の低賃金・残業時代は終わったと発言
『チェインスモーカーキャット』『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』を手がけるスタジオの創業者・田中元輝氏がXで業界の労働環境改善について語る
Anitsuオリジナル版の画像。 ビブリーアニメーションスタジオ(『チェインスモーカーキャット』『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』)の創業者兼CEOである田中元輝氏が、Xでアニメ業界の現状について発言した。同氏によれば、特にアニメーターと制作進行の労働環境と報酬は、ここ数年で大幅に改善されているという。
田中氏は、賃金の上昇、雇用主による期日通りの支払い、残業や徹夜の減少を変化の例として挙げた。「アニメ業界において低賃金が当たり前で残業が当然だった時代は終わった」と述べた。
CEOはまた、アニメーションの仕事に付きまとう偏見が消えつつあるとも指摘した。業界は日本の重要な文化資産となっており、そこで働く人々は自分の職業に誇りを持つべきだという。とはいえ、アニメーションが楽な仕事ではないことも認めており、低賃金や遅延、残業の事例は依然として存在するものの、非常に楽しい仕事になり得るとした。
不安定さの背景
この発言は、日本のアニメーターの劣悪な労働条件に関する長年の報道を受けてのものだ。2023年7月、オリコンニュースの記事は、アニメの世界的な経済的成功の恩恵を受けているのは往々にしてベテラン作家だけであることを示した。新人の月収は約5万円(約350ドル)で、空き時間に技術を磨くよう促されており、アルバイトを持つこともできなかった。
2024年3月、ある日本人アニメーターがSNSで、アニメスタジオでの初月の給与が132ドル相当だったと共有した。他の同業者も同様の経験を語っており、人気アニメの中割りを3日間の納期で約103ドルで請け負った例などがあった。
2025年、国連人権委員会の報告書は、フリーランスのアニメーターの30%以上が過剰な労働時間や雇用主との不公正な関係にさらされやすいことを明らかにした。報告書はまた、契約が作家の知的財産権を保護していないことが多いとも指摘した。
田中氏の楽観的な見方にもかかわらず、彼の発言を取り上げたメディア自身も、制作会社や職種によって状況に差がある可能性が高いと警告している。
Anitsuにエドゥアルド・カサノバによるオリジナル記事として掲載。2026年11月5日にDonOtaku向けにテキストを確認・照合。元の日付は保持。
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