
残像スローモーション
完結残像スローモーション
菊地原仁は3年生で、映画部の部長であり主演俳優でもある。カリスマ性があり誰にでも好かれようとする彼には、明確なライバルがいた。2年生の監督・市川義一だ。市川は自分の考えが正しいと思えば決して引かず、映画のこととなると何かと衝突し、同じ部室にいることすら互いに我慢できない仲だった。
そんな二人の共同生活は、事情により市川が一時的に菊地原の部屋に転がり込むことになって一変する。プライベートでは、気難しい監督は学校で見せる姿とはまるで別人のように振る舞い、菊地原はどちらが本当の姿なのかと戸惑い始める。
さらに菊地原は最終学年として、部長の座を誰に引き継ぐかを決めなければならず、市川は最も有力な候補だった。二人がわかり合えるかどうかが、その前提となる。
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