
犬神姫にくちづけ
完結犬神姫にくちづけ
葛は、悪魔や霊を退治する専門部署で働くOL。同僚たちは皆、並外れた能力を持つエリートばかりだが、彼女自身の役割はかなり特殊だ。上司である犬飼が操る犬の霊を、その身に宿す「器」としての役目を担っているのだ。強力な犬の霊・弁天号へと変身するためには、上司からの口づけが必要で、その状況はいつも彼女を深く羞恥の淵へと突き落とす。
いったん霊に憑依されると、葛は約五分間だけ超常的な力を得る。その時間は除霊を行うには十分だが、問題は意識を取り戻したとき、自分がしばしば「ご主人様」の顔を舐めているような、はしたない姿を晒していることだった。この強制的な関係性が、二人の間に張り詰めた緊張と不条理な出来事に満ちた職業生活をもたらしていく。
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2013
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