
掟上今日子の備忘録
完結掟上今日子の備忘録
二十五歳の隠館厄介は、信じがたいほどの不運を背負っている。行く先々で事件現場に遭遇し、気づけばいつも最重要容疑者にされてしまうのだ。警察には顔を覚えられ、アリバイは通用せず、捜査のたびに人生が壊れそうになる。
彼の最後の頼みは、最速の探偵として知られる掟上今日子。ただし彼女には問題があった。眠るたびに前日の記憶をすべて失ってしまうため、目を閉じるまでに得た手がかりだけで、時間との戦いを強いられるのだ。
こうして探偵と容疑者は、眠りが手がかりを消し去る前に、一つの謎をたった一日で解決しなければならない。厄介は、目覚めたら自分のことすら覚えていない探偵に、今日も依頼を続ける。
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