
ナチュラチュラリィ
完結ナチュラチュラリィ
「ナチュラチュラリィ」は、日常のふとした瞬間に芽生える恋や人間関係を、時に思いがけない展開とともに描く短編集です。独立した6つの物語が収められており、それぞれに異なる登場人物と葛藤がありながら、親密さや感情の機微を描き出す作者の感性によって一つの作品としてまとまっています。
表題作では、一卵性双生児の兄弟が好みも嫌いなものも同じで、当たり前のように共有してきた生活を送っています。しかし、その片方に愛を告白する男性が現れたことで、二人の世界の安定と、彼らを結びつけてきた絆が揺らぎ始めます。他の物語では、ベランダでこの世のものとは思えない存在を見つける青年、無愛想な小説家とエレベーターに閉じ込められる少年、人付き合いが苦手な男子と一方的に話しかけてくる同級生の女子、そして大胆な提案によって日常が揺らぐカップルなどが描かれます。
ロマンスと日常の描写を織り交ぜた作風で、「ナチュラチュラリィ」は心の揺れ動きや、思いがけない瞬間に生まれる小さな火花を身近な視点から描き出します。
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2015
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