
みずたまリンドウ
完結みずたまリンドウ
鎌倉浜高校の水球部に、新たなスターが加わった。鳥居潮。教室では内気で物静かな少女だが、水の中に入ると一変、類まれな泳ぎを見せる。これまで彼女を引っ込み思案な存在としか見ていなかった同級生の中岡陸は、その速さと技術に圧倒され、彼女こそがチームに必要なリーダーだと認める。
しかし、ある練習の後、陸は潮が古くからの秘密を抱えていることを知る。彼女の家は寺を営んでおり、潮は龍神に仕える巫女だったのだ。その龍神の末裔が珊瑚。潮と同い年の少女で、人目を避けるように海の中の洞窟で暮らしており、唯一の友達は守り手であり仲間でもある潮だけだった。
珊瑚が潮のそばにいたい一心で水球部に入部すると、その人間離れした泳ぎに誰もが驚愕する。