
峰岸さんは大津くんに食べさせたい
完結峰岸さんは大津くんに食べさせたい
峰岸は端正で社交的な会社員で、社内で順調に出世を重ねている。そんな彼には、オフィスで抑えられない趣味があった。不機嫌そうな同僚・大津に食べさせることだ。大津の一番の楽しみは甘いものやお菓子で、差し出される食べ物は悪くないと思うものの、他の同僚のように峰岸に夢中になる気はさらさらない。
峰岸は誰からも好かれ、いつも何かおいしいものを持ち歩いている。一方の大津は平社員で、無愛想でお世辞も嫌い。彼にとって峰岸の親切は挑戦のようなもので、度重なる差し入れには単なる気遣い以上の何かが隠されているのではないかと疑っている。峰岸のほうは、大津が食べるときに見せる表情を楽しんでおり、これからも近づき続けるつもりだ。
食べ物とすれ違いを重ねるうちに、二人は自分たちの間に生まれているものが単なる趣味なのか、それともどちらも口にできない何かなのかを見極めなければならなくなる。
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