
この世異聞
完結この世異聞
山根昭雄の家系には奇妙な呪いがあった。一族の者は皆、若くして命を落とすのだ。彼自身も不治の病と診断され、祖父の死をきっかけに、その最期の言葉を思い出す。誰かがずっと自分たちを見守っていてくれた、と。その手がかりをたどった先で、昭雄は奇妙な化石の歯を見つける。触れた瞬間、彼の血がそれを呼び覚まし、現れたのは一族の守護神。裸の姿で、獣の耳と尻尾を持つその神は、倉頼と名乗った。
倉頼は昭雄の病を癒やすと約束するが、その方法はあまりにも型破りなものだった。高熱と新たな状況の混乱に翻弄されながらも、昭雄はやがて気づく。一族の呪いと、自分の周りで起きる奇妙な出来事は、思っていた以上に深くつながっているのだと。
本作はコメディとロマンス、そして超常的なファンタジーを織り交ぜながら、人と、彼らを守る異形の者たちとの絆、そして互いのために払う犠牲を描いていく。
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2013
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