
孤独のグルメ
完結孤独のグルメ
井之頭五郎はフランスから生活雑貨や衣料品を輸入する個人事業主で、日本各地を飛び回りながら商品を売っている。いつも忙しいが、せかせかはしていない。控えめな性格で、女性と過ごすのは好きだが独身を貫き、煙草は吸うが酒は口にしない。彼の本当の楽しみは、食べることである。
商談の合間、五郎は食事ができる店を探す。高級レストランには目もくれず、安くて気取らない店を選び、ひとりで席に着く。そこでは自分の考えだけを相手に、何を注文するか決め、一口ずつ味わい、目の前の料理について心の中で語りかける。彼の独白が物語の大半を占めている。
そうした日常の食事を通して、この物語は食べるという行為の本質に立ち止まる。選ぶこと、空腹であること、そして出張の合間にある静かなひととき。
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2017
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