
枯滝の十文
完結枯滝の十文
干ばつに苦しむ山あいの村で、十文は炭焼きを生業とする祖父と二人で暮らしていた。水不足は村人たちを絶望のふちに追いやり、暑さと欠乏が日ごとに厳しさを増すなか、人々は懸命に生き延びようとしていた。まだ幼い十文は、伝統と希望を守ろうとする祖父の姿を見つめ続ける。
やがて状況が限界を迎えると、祖父は水を求めて「枯滝」と呼ばれる涸れた滝へ危険な旅に出ることを決意する。その道のりは祖父の体力と自然への信頼を厳しく試すものだった。一方、十文はすべてを失うかもしれない現実と向き合わなければならない。
責務と生き延びようとする本能の狭間で、二人は家族の絆と、より良い明日への約束にすがりつく。
関連作品
1983
2009
もし気に入ったら、こちらもどうぞ
この作品とジャンルを共有する作品。