カビゴンの夢グルメ
完結カビゴンの夢グルメ
クムラはグレープ学園の生徒で、味にうるさいカビゴンと日々を共にしている。食いしん坊な相棒を満足させるため、彼はひと工夫もふた工夫も凝らした料理を作ろうと奮闘する。食材の組み合わせや調理法に創意を巡らせ、毎回の食事はちょっとした料理の冒険になる。盛り付けも味も、本物のグルメを唸らせる水準でなければならない。
料理への情熱に導かれ、クムラは新しいレシピを調べ、腕を磨き続ける。その視線の先にはいつも、満足げに微笑むカビゴンの姿がある。とはいえ、すべてが順調というわけにはいかない。食材は不足しがちで、思わぬハプニングも起こり、気まぐれな舌は絶え間ない工夫を求めてくる。
コンロの前での試行錯誤と、ふとした思いつきを重ねるうちに、二人は気づいていく。本当のごちそうは皿の上だけにあるのではなく、共に過ごす時間や、相手を喜ばせようと尽くす気持ちの中にあるのだと。
