
いつか天魔の黒ウサギ
完結いつか天魔の黒ウサギ
鉄大兎は宮坂高校に通うごく普通の高校一年生。しかし、すべてを変えたのは九年前の出来事だった。そのとき交わした約束のせいで、彼は普通の人ではなくなってしまった。問題は、その瞬間のことを何も覚えていないこと。約束の内容すら記憶にない。誰かにその記憶を奪われたのだが、誰が、なぜそんなことをしたのかはわからない。
ある日、思いがけない出来事が日常に割り込み、彼の記憶はよみがえる。すべてはその忘れられた約束を中心に動き始める。「やっと死んだのね。ずっとこの日を待っていた」と囁く声。大兎は、その人のために七回死んでもいいと思っている自分に気づく。自分の人生において脇役にすぎなかった彼の物語は、まだ始まったばかりだった。超常的な出会いが彼を幻想と魔法と危険に満ちた世界へと引きずり込み、二人の運命は過去に交わされた誓いにかかっている。
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