
星屑ニーナ
完結星屑ニーナ
デブリくんという名のロボットは、ゴミ捨て場に捨てられたことで全ての記憶を失ってしまう。偶然にも、女子高生のニナが彼を見つけ、所有者としてではなく、先生として拾うことを決意する。こうして、ニナと、怠け者だが才能のある夫・タヘイ、そしてロボットの共同生活が始まる。そこは奇妙な驚異に満ちた世界——宇宙から降ってくる巨大な蛇魚、喋るおもちゃの猿、特殊なエンジンで空を飛ぶ島々、そして三億円の宝くじ。
物語は時間を飛び越えながら進んでいく。一年、五年、十年、五十年……。ロボットは歳を取らない一方で、人間は老いて死んでいく。ニナは大人になり、周囲の環境は変わり果て、より荒廃していく。それでも、星屑でできたデブリくんの記憶は残り続ける。読者はまるで神の視点から、容赦なく流れる時間と、命の儚さを見つめることになる。
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