
彼岸花の咲く夜に
完結彼岸花の咲く夜に
マリーは耐えがたい状況に追い詰められた学生だった。クラスメートからは絶え間ないいじめを受け、教師からは日常的に虐待されていた。頼れる人もいないまま、彼女は絶望の果てに学校の噂へとすがる。それは、学校の七不思議にまつわる七人の悪魔という話だった。
呼びかけに応じた存在を前に、マリーが口にした願いはただ一つ、自分を苦しめる者たちの死だった。しかし、悪魔の力と契約を結ぶには代償が伴う。復讐の意志は、彼女をさらに深い闇へと引きずり込んでいくのかもしれない。
被害者と加害者の境界線は、選択の報いと向き合ううちに次第にぼやけていく。