
幻色の孤島
完結幻色の孤島
記憶を失った男が、遭難の末にたどり着いたのは、見知らぬ孤島だった。島には巨大な生物が徘徊し、獲物を容赦なく貪り食らっている。恐怖に震えながら進んだ男は、やがて途方もなく高い城壁を発見する。
文明の痕跡と、人間の存在を期待して近づいた男を待っていたのは、おぞましい光景だった。城壁の上からは大量の死体が投げ捨てられ、誰一人として中に入れようとはしない。城の様子を密かに窺ううちに、男は壁の向こう側へ渡りたいという強い衝動に駆られていく。
あの高い壁の先に待つものとは何なのか。そして、男の運命は——。
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