
ちるらん 新撰組鎮魂歌
完結ちるらん 新撰組鎮魂歌
1912年、ひとりの若い女性が、新選組最後の生き残りである老人・永倉新八を訪ねる。彼女が知りたいのは、副長・土方歳三、またの名を「鬼」と呼ばれた男の真実の姿だった。物語は1859年へと遡る。まだ若く、荒々しくも剣に優れた土方は、家伝の薬を売り歩きながら、より強い敵との戦いを求めていた。そうした中で彼は、やがて新選組で肩を並べることになる者たちと出会い始める。
新選組は、幕府を守り、動乱の京都に秩序を取り戻すために結成された特殊部隊だった。永倉の記憶を通して、反骨の若者だった土方が、隊の中でも中枢を担い恐れられる存在へとのし上がっていく姿が描かれる。裏切りと争いが渦巻く時代の中で、彼はその伝説を刻み、やがて日本の行く末を左右することになる。
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