
姉ログ 靄子姉さんの止まらないモノローグ
完結姉ログ 靄子姉さんの止まらないモノローグ
幼い頃、明は姉の近衛靄子に「お姉ちゃんと結婚したい」と言った。それ以来、靄子は弟が自分に執着する変態だと決めつけてしまった。
思春期を迎えた今も、彼女は弟の歪んだ想いを矯正することが自分の使命だと信じている。問題は、明が年相応の普通の少年として振る舞っていることだ。靄子が見ていると思い込んでいる変態性など、彼女の頭の中にしか存在しない。
何気ない仕草、視線、無邪気な一言。それだけで彼女の想像力は、現実よりもはるかにねじくれた光景を描き出してしまう。家族の日常と、自ら生み出す勘違いの狭間で、靄子は平静を保とうと努めながら、止まらない心のモノローグに翻弄されていく。
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2016
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