愛があれば年の差なんて
完結愛があれば年の差なんて
本作は、ロマンスとドラマを描いた六編の短編を収録した作品集である。『心の羅針盤』では、コンビニで働く宮原良美が、いつも派手な服装の無愛想な客に苦手意識を抱いていた。そんな中、津曲真琴が店の前で倒れたことをきっかけに、二人は親しくなっていく。続編の『難儀な二人』ではその後の二人が描かれ、『歌う野良猫』は『心の羅針盤』の前日譚にあたる。
『フロム・レイン』は、ある男とその年下の従弟、そして従弟の親友の人生において、不慮の死と殺人、罪悪感、そして罰がもたらす影響を描く。『サマータイム』では、恋人との夏の予定が流れてしまった晴彦が、海の近くに住む従弟を訪ねることになる。そこで出会ったウェイターの七海は、晴彦の顔を見て驚いたような反応を見せる。まるで、以前にも会ったことがあるかのように。
表題作『愛があれば年の差なんて』では、冷たい年上の恋人・玲司からの愛情を求めるトモが、二週間も連絡がないことに、二人の関係が終わってしまったのではないかと不安を募らせていく。
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1997
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