
安達としまむら
完結安達としまむら
授業をサボるために静かな場所を探していた安達は、普段は誰もいない体育館の二階を自分の居場所にしていた。そこで出会ったのは、同じように授業から抜け出してきた島村だった。テレビ番組の話や料理の話、卓球をしながら過ごすうちに、二人の友情はその隔離された空間で少しずつ育まれていく。
しかし、安達の気持ちは次第に複雑になっていく。ある日、島村にキスをするという思いがけない夢を見てしまい、動揺した安達は自分の感情の正体に戸惑い始める。「そういうのじゃない」と言い聞かせながらも、島村が「友達」という言葉を思い浮かべるとき、真っ先に自分のことを考えてほしいという深い願いが湧き上がってくるのだった。
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