
スノウブラインド
完結スノウブラインド
雪の中、白いバッグをなくした女性が、予備校へ向かう青年に助けを求める。無邪気な頼みごとから始まった出会いは、やがて二人の心に深い刻印を残すものとなる。
杉村伸一は、孤独やすれ違い、人間心理の機微を一連の短編を通して描き出す。女性と学生の物語をはじめ、どの作品も日常の何気ない場面の奥に、より深い葛藤を潜ませている。喜劇と悲劇が交錯する中で、人と人とのつながりの脆さが浮かび上がる。
タイトルにもある雪は、冷たく静かな世界の背景であると同時に、つながりを求める登場人物たちの姿を映す隠喩でもある。全九章にわたり、一見無関係に見える人々の人生が交差し、時に小さな出会いが最も予想外の結末をもたらすことを明らかにしていく。
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1994
1999
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