
惑星のさみだれ
完結惑星のさみだれ
雨宮夕日は、自分は何事においても凡庸だと考えている大学生である。成績も、外見も、人生に対する姿勢も。そんな彼の日常は、喋るトカゲのノイ=クレザント卿が、宇宙空間にある巨大なハンマー「ビスケット・ハンマー」がまもなく地球を破壊しようとしていると告げたことで一変する。夕日は、姫を守り、魔導師アニムスを阻止する運命にある戦士たち、獣の騎士の一人に選ばれる。
当初はこの状況を無視しようとする夕日だったが、ゴーレムに襲われ、やむなく身を守ることになる。その窮地を救ったのは、隣人である姫、朝日奈さみだれだった。夕日は彼女に忠誠を誓うが、やがて彼女が地球を救うつもりなどないことを知る。彼女の目的は、アニムスに地球を破壊させないようにした上で、今度は自分自身の手で地球を滅ぼすことだった。
残りの獣の騎士たちを集め、各々の力の使い方を学んでいく中で、夕日は姫の計画に従うのか、それとも地球を救おうとするのか、そして自分自身のアイデンティティとも向き合いながら、決断を迫られていく。