
白雨
完結白雨
少女が一人、見知らぬ世界で目を覚ます。そこで出会ったのは、自分と瓜二つのもう一人の少女。二人の名は328と329。周囲には流れる水があるだけで、食べ物はどこにも見当たらない。
食料を求めて探索を続けるうちに、二人はこの場所から先へ進めるかもしれない一艘の筏を発見する。しかし、筏に乗れるのはどちらか一人だけであることがすぐに明らかになる。羽音を立ててまとわりつく虫の存在、空腹、そしてここから逃れたいという渇望が、二人を極限状態へと追い詰めていく。やがて、片方の心が折れようとしていた。
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2008