
悪魔さんとお歌
完結悪魔さんとお歌
ショディは音痴な少年で、純粋な賛美歌によって悪魔を滅ぼす力を持つ「児童聖歌隊」を追放されてしまった。そんな彼の人生は、思いがけない展開を迎える。悪魔の主に拾われ、その悪魔が理屈を超えて彼の歌の先生になると言い出したのだ。
ショディの歌は、本来ならば自分のような存在を消し去るためのもの。それでも二人の間には、奇妙な絆が育まれていく。毎晩、廃墟となった教会からは、このありえない二人組の無邪気な笑い声が聞こえてくる。
悪魔が、自分を滅ぼすかもしれない歌を少年に教えるという、彼らの本質に根ざした矛盾と向き合いながら。