Romelia War Chronicle:力ではなく頭脳で軍を率いる、追放された貴族
ファンタジー作品の最初の3話は、力ではなく戦術眼と統率力で際立つ主人公を描く。
配信が始まった Romelia War Chronicle の第1話は、「追放された貴族」というサブジャンルの中では珍しい印象を残す。今期Crunchyrollで放送中の本作は、剣で戦いを解決するのでも、最初の数分で説明される隠された力に頼るのでもない主人公から始まる。ロメリアは指揮を執る。しかも、James BeckettがAnime News Networkのレビューで「かなり長い間アニメで見た中で最も効果的な軍事指揮の描写の一つ」と評する戦術的な知性をもって。
同メディアの秋の新作ガイドでBeckettが取り上げた第1話から第3話は、貴族社会から蔑まれ、今は雑多な新兵たちを率いる女性をじっくりと描いていく。本作は彼女を無敵のヒロインにする安易な手法を避けている。むしろ逆だ。最初の実戦で、ロメリアが凡庸な戦士であることははっきりする。彼女の価値は力や敏捷性にあるのではなく、戦場を読む力と、プレッシャーの中で下す判断にある。
すべてを説明しない主人公
脚本は情報を出し惜しむ。すべての能力を説明するナレーションもなければ、会話に見せかけたチュートリアルもない。「Grace」と呼ばれるロメリアの力は、戦闘の中で自然に導入される。実際Beckettは、最初この概念を超自然的な要素と受け取るべきか、主人公のカリスマ性と権威の比喩と受け取るべきか分からなかったと認めている。
その曖昧さが効いている。ロメリアが部下の一人であるレイに、対峙する悪魔たちの切断と死を受け入れなければならないと説く場面は、特殊効果がなくても力強い。その言葉を発するときの冷たさが、どんなアクションシーンよりも彼女の性格を物語っている。
「この女性が部下を戦いの地獄へ導くために生まれてきたことを、誰も否定できない」と批評家は書いている。
本作はロメリアの身体的な未熟さを笑いものにすることもない。繰り返されるギャグでもなければ、他のキャラクターを輝かせるための言い訳でもない。計画立案、地形の読み、部隊の運用に頼らざるを得ない、現実的な限界として描かれる。軽いファンタジー異世界ものというより戦争ドラマに近いその姿勢が、同ジャンルの他作品との違いを生んでいる。
重みのある世界と、戯画化されていない人物たち
序盤のもう一つの柱は世界構築だ。魔王の死後、怪物の群れが散り散りになり、王国が立て直しを図る舞台には生活感がある。戦いには結果が伴い、脇役たちも類型に還元されない。アルとレイは視聴者の目として機能する。自分たちのリーダーが何を考えているのか、あの静かで自信に満ちた若い女性が自分たちに必要な指揮官なのか、それとも一般兵の血で名を残そうとする傲慢な貴族にすぎないのかを知りたがっている。
制作面でも作画の質は高いが、主な手柄は脚本にある。物語は近年のファンタジーアニメで最も使い古された決まり文句の一つ、人生を立て直さなければならない追放された貴族から始まり、それを珍しいほどの真剣さで展開していく。Beckettは端的にこうまとめている。 Romelia War Chronicle は大人向けに考えられた物語のようだ。
本作はCrunchyrollで放送中で、最初の3話がすでに配信されている。
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