FC琉球マスコットの絵本『ジンベーニョのゆめ』がアニメ化
予告編が公開され、全編は11月4日にYouTubeで無料配信される。
絵本 『ジンベーニョのゆめ』は、FC琉球の公式マスコットを主人公に据えた作品で、このたびアニメ化される。Jリーグクラブを所有するカヤックが10月29日、この絵本を原作とするアニメの制作を発表した。予告編は本日公開され、全編は 11月4日にYouTubeで無料配信される。
この企画には明確な狙いがある。ジンベーニョの物語を沖縄の外へ届けることだ。ポプラ社から刊行されたこの絵本は、夢を持つことの大切さと、誰かを応援することの意味を子どもたちに伝えようとしている。カヤックの説明によると、多くの子どもたちが自分の将来を思い描くことに難しさを感じている現状に気づいたことが、企画の発端だという。
実際、同社は経済産業省のデータを引いている。日本の18歳の若者で「夢がある」と答えるのはわずか60%で、他国の80〜90%を大きく下回る。一方でサッカーの世界では、サポーターの後押しが選手やチームを前進させる姿を毎日のように目にする。そこから、この絵本を貫く言葉が生まれた。「応援は、夢の力になる」。
ファンが資金を支えた絵本
この絵本は、CAMPFIREでのクラウドファンディングなしには実現しなかった。プロジェクトは 156万9264円を集め、当初の目標だった100万円を大きく上回った。2026年8月5日からAmazonと沖縄県内の書店で販売されており、県内すべての小学校への無料配布も準備が進んでいる。
本日公開された予告編では、沖縄の海を舞台に、海の仲間たちに囲まれたジンベーニョの姿が描かれ、アニメのビジュアルが初めて明らかになった。アニメーションを手がけるのは 柳瑛奈で、監督・脚本・音楽も兼任する。キャラクター原案は城間英樹、エグゼクティブプロデューサーはカヤックCEOの柳澤大輔が務める。
予告編に登場する、色鮮やかな海中の環境にいる二匹の海の生き物。
大きな目に涙を浮かべたウミガメが、アニメのワンシーンでもう一匹の生き物を見つめている。サッカーを超えたマスコット
ジンベーニョは普通のマスコットではない。公式プロフィールによれば、沖縄出身でのんびり屋で食いしん坊。好物はパイナップルで、年俸はパイナップル6個。口癖の「だんよ」とファンタジスタというポジション設定で、Jリーグの中でも際立った個性を持つ。
近年は人気が急上昇しており、2024年にはX(旧Twitter)のフォロワーがわずか12か月で4000人から2万1000人に増えた。活動の場はスタジアムにとどまらない。沖縄出身のラッパー、エビちる氏とのラップユニット「ちるちるにょんにょんよ」としても活動し、2025年8月にはJリーグマスコット初となるアルバム 『Nyo』をリリースした。うんこミュージアム沖縄とのコラボ、DMMかりゆし水族館の1日館長、2026年8月からは那覇市観光大使も務めている。
ジンベーニョのぬいぐるみ。笑顔のカラフルな魚。アニメ化によって、ジンベーニョは「夢は誰かが応援することで育つ」というシンプルだが力強いメッセージを、日本中の子どもたちに届けようとしている。全編は11月4日からYouTubeで無料公開される。
0 コメント
ログインしてコメントを残す
このニュースについてあなたの意見を他の人と共有しましょう。
まだコメントはありません。最初のコメントをどうぞ。


